
日本国内で400万本も売り上げたDSソフト、『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』の北米版『Dragon QuestIX Sentinels of the starry skies』が先日発売となりました。名前以外にも日本版との違いが色々とあったりするのでしょうか? 少し調べてみましょう。
「アメリカでは日本産のRPGはヒットしない」という噂が囁かれて久しいですが、『ファイナルファンタジー』シリーズが世界各国でヒットしているように、日本製RPGを楽しんでくれる海外のゲームファンは結構います。近いうちにちょっとした特集を組んでみたいと思っていますが、実はかなり沢山の日本製ゲームがローカライズされ、アメリカで販売されているのです。ただ、日本人ゲームファンと外国のゲームファンの感性は微妙に違い、支持されるゲームは割と違ったりします。主人公だけを比べてみても、日本のRPGの主人公は長髪細身のイケメンで、海外のRPGの主人公はマッチョハゲと、まあこれくらいの差がありますね。
日本国内でダントツの人気を誇る『ドラゴンクエスト』シリーズですが、北米では日本ほどにはヒットしていません。しかしここ数年で確実にファンが増えているようです。そこで満を持して発売されたこの『Dragon QuestIX Sentinels of the starry skies』。ぜひアメリカでもヒットして欲しいものです。

▲おや、日本版のロゴにあった女神の果実が北米版にはありませんね。
サブタイトル「Sentinels of the starry skies」ですが
Sentinel(s):見張り番
Starry:星に満ちた
という意味ですから、ほぼ「星空の守り人」の直訳といっていいでしょう。
余談ですが、私は「Sentinel(センチネル)」と聞くと、映画「MATRIX」のイカ型警備ロボットを思い出してしまいます。
パッケージを見ると日本のコマーシャルでは見ることの無かったグラマーな女性キャラが出ています。この辺がアメリカ仕様なのでしょうか? 鎖帷子を着込んでいるのでどうやら女性剣士のようです。一瞬バーバラと間違えてしまったことは内緒です。
そして注目すべきはレーティンググレード「10歳以上に推奨」。問題があると指摘された個所は「マイルドな暴力表現」「アルコール飲料を摂取」ほか4点。そういえばオープニングアニメの中に、ルイーダの“酒場”で“乾杯”しているシーンがありましたね。それだけでも規制の対象になるのかって? はい、なるんです。表現の自由を憲法で明確に謳っているからこそ、表現に細心の注意を払いゾーン分けをするのがアメリカ流なんです。

▲日本では全年齢対象、アメリカでは10歳以上が望ましい。もっとも「10+」はレーティングとしては非常に緩い方です。
日本で人気を博したすれ違い通信はアメリカ版にもちゃんとありますが、アメリカ版と日本版でのすれ違い通信はできませんでした。「ハーイ、ボクの名前はボブ! サクラメントでは知らないものはいない凄腕のゲーマーさ。」とか「ハーイ、アタシはリンダ! ピチピチのチアリーダーよ。パウハフしてみる?」とか英語でメッセージがもらえたら楽しいのに。残念です。ちなみに、アメリカの国土の広さは日本の約25倍、カリフォルニア州だけで日本の本州と同じ大きさです。……すれ違い通信は開発者の望み通りにアメリカンキッズに楽しんでもらえるのかちょっと心配です。
肝心のストーリー部分ですが、大筋では日本版にほぼ忠実にローカライズされている様子。なので、日本版をプレイしたことがある方なら問題なくプレイしていただけると思います。個人的にずーっと思っていたことですが、アメリカ版のゲームで英語を学ぶ学習法というのはアリなんじゃないでしょうか? グランド セフト オートで英語を学習しようとするのはちょっと(いや、かなり)問題がありますが、ドラゴンクエスト内で使われている英語はそれなりに丁寧な言葉使いですから、勉強にはもってこいだと思われます。日本版をプレイしたのなら展開が分かるでしょうし、高校生が学ぶ語彙のレベルでほぼ問題がないと思います。学生の皆さん、夏休みにこの勉強方法を試してみてはいかがでしょう? あ、でもサンディーの英語は多分参考に出来ないと思います。
で、こちらのソフトを私がどこで入手したかと言いますと、本誌でおなじみの海外ゲーム専門店、ゲームハリウッドで購入いたしました(参考価格4,980円(税込み))。さすがドラクエ、海外版でも中々人気のようですから、興味のある方は早めにゲットしてください。
それでは次回のアメリカゲーム紹介のコーナーでお会いしましょう。See you again very soon!




