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COM将棋バトルトーナメント準決勝!

2007.11.14|カテゴリー:ゲーム|ライター:かのT

かのTこんにちは、年末に向けてAR編集部も忙しくなりそうで、危機感を覚え始めている、かのTです。
将棋トーナメント編も三回目になって、勝ち残ったゲームはいずれも強豪ばかり。今回はどんな戦いを見せてくれるのでしょうか。

勝ち残っているソフトと今回の対戦は以下のようになっています。
[PS2]『永世名人IV』
[PS2]『最強 東大将棋スペシャルII』
[PS2]『TAISEN (1)将棋』
[GC]『永世名人VI』

準決勝 第一試合 『永世名人IV』VS『永世名人VI』
準決勝 第二試合 『最強 東大将棋スペシャルII』VS『TAISEN (1)将棋』

トーナメント表

キャラクター性のある将棋ゲーム、序盤の定跡をおろそかにするゲームはことごとく打ち破られ、実力のある者だけが生き残った将棋バトルトーナメント。
そんな中、冠する名前を同じくする新旧の名人が激突の時を迎えました。

【準決勝 第一試合】

△後手『永世名人IV』VS▲先手『永世名人VI』

同門対決だけあって、似たような手筋で王の守りを固めてから勝負が始まるのか……と思いきや、第一手目から▲5八飛と「中飛車しかやらんぜよ!」と絶叫するような暴挙に出る『永世名人VI』。だが、少々データベースが新しくても、そうそう奇策が通じるものではない。組しやすしと見たのか、『永世名人IV』は序盤も序盤、8手目に△8六歩と開戦の鏑矢を放った。▲同歩、△同飛と流れるものの、▲7八金と先手が守りの構えを見せた瞬間、攻めていた後手の飛車がひょろひょろと逃げ帰ってしまう。まるで相手に威圧され、本来の実力を出せずに敗北の影に怯える子供のように。その後両者は王を端に寄せ始める。先手の飛車は5九に位置し、盤中央の5五歩を守りつつ突破口を開こうと牙を研いでいる。反面、後手の飛車は左右にふらふら、前後にふらふらと落ちつかず、結局初期位置に戻ってきてしまう。そんな弱気な『永世名人IV』が失敗したのが46手目の△9三桂馬が繋がる一連の流れ。

△後手『永世名人IV』VS▲先手『永世名人VI』

王を移動させてやることがなくなったのだろうか。△9三桂は▲8六銀で飛び先を完全にふさがれ、さしたる打開策もなしに△7四歩、▲9六歩、△1四歩、▲9五歩、△同歩、▲同香と左辺の突撃を許してしまう。そこをきっかけに攻め込まれ、77手目には左辺中央付近を完全に支配されてしまう。

詰み直前

こうなってしまっては厳しい。孤立していた飛車を奪われ、角を奪われていくうちに包囲網は完成していき、113手目にあえなく詰みとなった。

詰み
▲同じシリーズだけに、攻めはゆっくり展開もゆっくりな試合となった

【準決勝 第二試合】

▲先手『最強 東大将棋スペシャルII』VS△後手『TAISEN (1)将棋』

序盤は両者ともども王を右辺に寄せていく地味な防御作業から対局が始まった。27手目に先手が仕掛けた角交換を終え、状況は五分と五分。だが、先手の東大将棋が金を攻めに参加させ始めたことから形勢が変化していった。▲4六まで金が攻めあがったところで、危険を感じたのか△5四銀、▲4四歩ときて、44手目に△同銀と先走ってしまう。ここで痛恨の一手となる▲7一角を東大将棋が打ち込んだ。

▲先手『最強 東大将棋スペシャルII』VS△後手『TAISEN (1)将棋』
▲守りのない銀と飛車の両方の急所を突かれ、一気に形勢が傾く

瞬間、東大将棋の画面に「先手優勢」の文字が表示された。後手側はこれ以上の被害を出すまいと考えたのか、銀を守って桂馬を取られ、さらに龍を作られるという落とし穴にはまっていく。その後も駒を逃がし続け、手駒にある角二枚が宙に浮いてしまった状態に(これをうまく使えていれば、あるいは反撃の道もあったかもしれない)。
その後も形勢は変わらず、東大将棋の緻密な攻めで陣地を削られていき、109手目に勝負が確定した。

詰み直前
▲TAISEN将棋側の陣地に駒がほとんど残っていない、圧倒的な盤面

ところで『最強 東大将棋スペシャルII』は対局後に形勢をグラフにしつつ解説が表示されるのですが、こんなコメントを残してくれました。

『最強 東大将棋スペシャルII』のコメント
▲「44手目△4四同銀はどうかと思います。ここでは、△8四飛くらいなら頑張れたと思いますが」

「頑張れたと思いますが」からは、「どうあっても貴様に勝ち目はなかった」というニュアンスが読み取れます。これは明らかな勝利宣言ですね!

次回はいよいよ決勝戦。
同門対決を勝ち抜いたGC『永世名人VI』が勝つのか、それとも「頑張れたと思いますが」のPS2『最強 東大将棋スペシャルII』が勝つのか。意図せずもライバル機種対決となりましたが、勝利の栄光はどちらの頭上に輝くのか!?

準決勝第一試合、第二試合終了

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